コンサルタントの成長軌道

新卒で入社したコンサルタントがどのように成長するのかは、初期の時点で判断できるものではありません。入社後すぐに急成長したものの、途中で伸び悩む人もいますし、逆に研修期間からお荷物になっていた人が、しばらくして突然成長することもあります。ですからコンサルティング業界の教育意欲は非常に強いと言われています。コンサルタントとしては、たとえ上手くいかない時期が続いても、大器晩成をを信じて研鑽を積むことも大切です。自分で自分を過小評価してしまうと、早いタイミングで離職してしまい兼ねません。もちろん長年勤め続けても一向に芽が出ない場合は、どこかで勇断しなければなりませんが、いずれにしても焦らずにマイペースで食らいつけば良いのです。ファームも退社させるために厳しい評価を下しているわけではありません。あくまでも発奮材料として評価をフィードバックしているのです。どうしても離職したくなった時は、自分の明るい将来を信じて決断を後悔しないようにしましょう。コンサルタント業界で学んだことは、必ず他の業界でも役立ちます。確かにコンサルタント業界は他の業界と一線を画していますが、ビジネスを俯瞰する視座に立った経験は必ず生きてきます。他方、ファームに残り続けているコンサルタントも、より報酬の高い新天地を目指して転職するかもしれません。元々コンサルタントはそのような志向の強い仕事ですから、ファームも突然の退職を認めています。それどころか、定年まで居着こうとするコンサルタントは非難されることもあります。ファームとしては、優秀なコンサルタントに数年でも貢献してもらえれば御の字なのです。

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